マギーの山

小学館『小学四年生』「マギーの山」紹介

 山と渓谷社の季刊誌で、山の世界では最も高級誌とされている『岩と雪』に、登山と「神話」の連載を始め、3回目の「槍ヶ岳からの黎明」が出てすぐの頃でした。
 突然、小学館から電話がかかり、『小学四年生』という学習誌に、著作を掲載せさせてほしいという依頼でした。
 「槍ヶ岳からの黎明」にある、ピクソール女史の「山頂の灯火」のお話を、小学生向きにリライトして載せたいのだが、いいでしょうかということでした。
 あれは、僕が作った話じゃなくて、あそこにも書いておいたように、外国の作家のオリジナルです。どうぞ載せて頂いて結構です、と返事しました。
 でも、小学館からは、律儀にも何がしかの稿料が送られてきたように記憶しています。
 それにしても、この『山頂の灯火』ほのぼのとして、なかなかいいお話ではあります。
 文もカットも、素敵です。
 末尾に載っていた、「山はだれのもの、生き方をくらべてみよう」という東京都成蹊小学校の先生の設問も、掲載しました。考え込んでしまうような内容ではないでしょうか。

「マギーの山 本文」
「山はだれのもの、生き方をくらべてみよう」